本『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字<上>』感想・メモ(2)

前回に引き続き、『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字<上>』について。
 

食い逃げされてもバイトは雇うな?禁じられた数字〈上〉? さおだけ屋はなぜ潰れないのか? (光文社新書)

 
本日は、
「今日は渋谷で6時53分」
「印刷所が7時49分と指定した理由」
「若者は3年では辞めない?」
「科学って100%真実じゃないの!?」
「言い切ってしまう<決めつけ>」
「裏切ることでインパクト<常識破り>」
「わかりやすく理解しやすい<ざっくり>」
「「人生には大切なフクロが3つあります」」
を読み進めた。
 
友達との待ち合わせで、「渋谷に6時53分」といわれたらどう思う?正直、うざいとまではいかないけど、せっかちなのかなーと思ってしまう。本書の中では、遅刻させないためのテクニックみたいに書かれているけれど、真に受ける人いるのかな。僕の友達には誰もいないから、遅刻されないことよりもその表現による弊害が大きいと判断しているのかも。そんな友達がいたらどう思います?
 
仕事でも分単位で締め切りを伝えることで、急かしていることや準備をちゃんとしておいてと暗に意味させることができる。けど、正直いっしょに仕事はあまりしたくない。仕事をする上で余裕ってとても大事だと思う。ある程度のゆとりがあることで、お互い気持ちよく仕事ができるはず。まぁ、そういう時間管理をする人って会社の内外でレッテルを貼られればやりやすいのかもしれないけれど。
 
科学は100%真実ではないことを知って、目からウロコが落ちる思いだった。科学的ってすべて証明されているのかと思っていた。けれど、飛行機の飛ぶ仕組みがわかっていないらしい。99,9%が仮説な理由に、「科学はすべて仮説」ということすら仮説なんだとか。不思議な世界で興味深い。
 
山田式の数字に他の意味を持たせる3つの技法として「決めつけ」「常識破り」「ざっくり」がある。決めつけは「説得力」、常識破りは「インパクト」、ざっくりは「わかりやすさ」を強く意味することができる。
 
「いままでたくさんの人を取材して来ました」と「いままで1000人以上の人を取材して来ました」だったらどっちがイメージできるかなんで一目瞭然。数字ってすごい。確かに、話が上手な人は抽象的ではなくて数字を使って具体的に表現しているな。見習おう。
 
興味がある方はぜひ。 
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)